先輩インタビュー

「介護職」のお仕事

日々の関わりを大切にし「安心・安全・快適な暮らしの実現」に努めたい

奈良あやめ池ケアレジデンス

介護職 高野 晃生

経歴を教えてください。

介護福祉士の資格を取得したのち、介護老人保健施設で3年経験を積んだ後、当社へ介護職員として入職しました。

入職のきっかけは?

スキルアップ認定制度や、各研修制度があり、日々の業務において再認識をする機会を設けてくれる体制があることが、入職のきっかけとなりました。

やりがいを教えてください。

ご入居者さまとのかかわりの中で、心からお互いに笑顔がこぼれる場面があります。そのようなときに、ご入居者さまと気持ちが通じ合えていると実感でき、介護福祉士としてのやりがいを感じ、より一層頑張ろうと思えることにつながっています。

仕事内容を教えてください。

基本的な入浴、排泄、食事等があります。
介護福祉士の目標にQOL(生活の質:クリエイティブ・オブ・ライフ)の維持、向上があります。初めはわからないことも多かったですが「フロアのご利用者さま全員を1日1回は笑顔にする。」と自分なりに目標を立て、色々行ってみた事を覚えています。普通の会話で笑顔になる方、難しい話で笑顔になる方、耳元で小声で話すと笑顔になる方、スタッフの失敗を見て笑顔になる方など、その方によって様々でした。笑いは生きる活力になったり、生活意欲を高めることにも繋がると考えています。また、認知症状のある方の場合、聞かれたことにまじめに答えるだけでは不穏状態をさらに悪化させることがあります。話をよく聴くという姿勢は大切ですが、そこからどのように話をもっていくかで、ご利用者さまの安心、安全、快適に繋がると思います。ほかにも多くのことを学びましたが、スタッフが多職種と連携し、常に考えていくことが重要であると考え、日々の業務を行っております。
季節ごとに行事がありご利用者さまが季節を感じられる機会を大切にしています。ベルパージュ奈良あやめ池は環境がとても良い為、菖蒲池周辺など外に出る機会を増やしています。近くの喫茶店でケーキを召し上がるなど、スタッフも現場から離れることで、よりご利用者さまとのコミュニケーションを楽しむことができます。

1日のスケジュール 1日のスケジュール

OJTカリキュラム

入職して最初の研修で「ターミナルケアはご利用者さまが入居されたときからすでに始まっている。」という言葉が強く印象に残っています。基本的な事から、より深い知識まで勉強する研修でした。実際に現場に入ると先輩方から、ご利用者さまごとに違う介助方法を教えて頂きました。業務終了前には日誌を書く時間があります。約1か月先輩方と業務を学んでいくことができるため、安心して行うことができました。また、研修では介助方法についても介助者が腰を痛めにくい介助方法を教わりますので、スタッフとご利用者さまの双方が負担なく行えることを目的にされており、普段の業務でも役立てております。介護職は知識、技術、経験のどれもが必要であると思います。私はこの施設では5年経験させていただいておりますが、ご利用者さまのニーズは人それぞれであり学ぶことも多いです。一般に介護の仕事は大変と言われますが、ご利用者さまと本気で笑い合えることも多く、楽しんでおります。OJTでは基本的なことを学びますが、その後、楽しんで業務が行えるかどうかは自分自身の心がけ一つであると考えております。

今後の目標は何でしょう?

ご入居者さまの多くは、高齢になればなるほど、残念ながら周囲の方を亡くされたり、ご自身でできる身体機能も低下されるなど、喪失感をお抱えになります。そのような中、ご生活の質をのどのように高められるかは、サポートする者の関わり方次第で大きく違いが出ると思っています。ご入居者さまのお気持ちに寄り添えるよう、日々の関わりを大切にし「安心・安全・快適な暮らしの実現」に努めたいと日々考えております。