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(西宮)ゆったり楽しむ芸術鑑賞『芦屋市立美術博物館』
11月5日、ベルパージュ西宮北口では、外出行事として『芦屋市立美術博物館』を訪れました。
展覧会は、三和銀行やサントリー(旧・寿屋)で広告制作に携わり、トリスウイスキーの広告などで知られる『山崎 隆夫 -その行路- 』です。
広々としたお庭を横目に中に入ると、山崎 隆夫が歩む人生の背景とともに、繰り広げられる、絵画、そして広告…
ご入居者さまも、時代を懐かしむとともに、ご自身の若かりし頃を思い出しておられるようでした。
中でも、山崎 隆夫の代表作といってもよい広告である『トリスウイスキー』の瓶に目がとまります。
「懐かしいな~、会社帰りによく飲んだんだ」「ポケット瓶か~、あったなぁ~」と男性のご参加者が多かったこともあり、仕事をされていた頃の思い出話に花が咲いていました。
今回は、芦屋美術博物館に美術ボランティアの方がおられ、作品を観賞しているとそっとそばに来られ、「どうしてこの作品が生まれたのか」、「この時代の背景」、「その時の山崎 隆夫の考え」などをかなり詳しく説明してくださいました。
中でも晩年に山崎 隆夫が、「何故、多く富士山を描いたのか…」などなど…、より深く作品を知ることができました。
観賞を終え、芦屋市立美術博物館の庭を散策しました。
こちらには、江戸時代初期の大坂城再築用の刻印石を使った集合彫刻『時を結ぶ』が設置されていました。
「この大きさの石を運ぶだけでも大変なのに、昔の人はお城まで作って、本当にすごいね」とお話されていました。
『芸術の秋』というにふさわしい、午後の外出となりました。