いざというとき、慌てないために! シニアリビング(高齢者施設・住宅)の選び方、ここがポイント!
「アクティブシニア」という言葉をご存知ですか。これは、自分なりの価値観をもち、定年退職後も趣味やさまざまな活動に動に意欲的な、元気なシニア層のこと。2007年以降に定年を迎えた団塊の世代を指すことが多く、大阪府では毎月15日を「アクティブシニアの日」に制定、シニアの方々が豊かな人生を送り、積極的に社会参加するためのきっかけづくりに役立てています。
いつまでも自分らしく、イキイキと生活する。それには事前の備えも重要です。たとえば高齢者施設・住宅も、必要に迫られてから探すのでは、さまざまな情報に振り回され、必ずしもご自身にとって最良の施設が見つけられるとも限りません。
まさに、備えあれば憂いなし。「元気だから先の話」ではなく、「元気ないまだからこそ検討する」ことに意味があります。そこで今回は、高齢者施設・住宅をどのように選べばいいのか、そのポイントについてご紹介します
まずは知っておきたい、高齢者施設・住宅の種類
一括りに高齢者施設・住宅といってもその種類は様々。種類豊富ななかから、自分にぴったりの住まいを見つけることは容易ではありません。そこでまずは、高齢者施設・住宅にはどのようなものがあるのかを知っておきましょう。
代表的なものとして、食事や清掃から介護サービスまで、すべてを施設の介護スタッフが提供する「介護付有料老人ホーム」があります。介護サービスは、施設のケアマネージャーがそれぞれの状況や要望に応じて利用計画を立て、それに基づいて施設の介護スタッフがサービスを提供するしくみです。
他にも、食事サービスなどの生活援助と緊急時の対応を施設スタッフが提供し、介護サービスは外部事業者が提供する「住宅型有料老人ホーム」や認知症をかかえた高齢者が少人数でグループをつくり、家庭的な環境の中で暮らす「グループホーム」などがあります。さらに最近では多様な住まいが選択できるよう、「サービス付き高齢者向け住宅」や「シニア向け分譲マンション」など高齢者向けの住宅制度も創設されており、健康な方が安心を求め入居するタイプから、常時介護が受けられるものまで、住まいの形態も多彩です。
自分に合った高齢者施設・住宅を選ぶには…
このようにさまざまな種類がある高齢者施設・住宅。いったいどのようにして選べばいいのか迷ってしまいますね。そんな場合は、以下のポイントを点検しながら選んでいきましょう。
(1)自分の目的に合ったタイプを選ぶ
まずは自分がなぜ入居したいのか、目的を書き出します。「配偶者に先立たれて寂しい」「自分で家事ができない」「病気をしたため家で暮らすのが不安」「友達が欲しい」…など理由を明確にすると、自分に適した住まいの方向性が見えてきます。
(2)人生設計を立て、いつ頃入居するかを決める
入居一時金のほかにも、高齢者施設・住宅での生活には、管理費や食費、光熱費など毎月の費用が必要です。いつ入居するかによって支払う金額の総額も変わるので、まず入居時期を決め、予算を割り出しましょう。入居については、それまで住んでいた住宅の処分など、資産の問題もからんできます。家族と十分に相談しながら進めましょう。
(3)立地も大きなポイント
自立型の高齢者施設・住宅でシニアライフを楽しみたい場合、駅からの距離や巡回バスの有無など、アクセス面も検討材料のひとつになります。介護が必要になったときを想定しても、駅から近いと家族や友人に来てもらうのに便利です。
(4)現地で雰囲気などをチェック
ホームを経営する事業主体を調べ、経営が安定しているか、職員教育がしっかりしているか、という点もチェックしましょう。必ず実際に見学し、職員の態度や施設の雰囲気、共用設備の内容、食事の質、居室の使い勝手も確認します。施設への訪問は1人ではなく、家族や友人など2〜3人で行かれる方が、より幅広い目線で施設を確認できます。費用については、毎月支払う月額利用料に何が含まれるのか、電話代や光熱費は別途支払うのかなどの確認もお忘れなく。
このようなこともチェックしましょう
ほかに重要なのが、医療・介護体制。協力医療機関の所在地や診療科目、定期的な健康診断などを実施しているか、緊急時や入院時にどんな対応をしてくれるのか、さらに夜間や休日など看護師が不在の場合の対応についても確認しましょう。介護度が重くなったり、継続的な医療が必要になった場合、入居を続けながら介護・医療サービスを受けられるかどうかも重要なポイントです。
ALSOKジョイライフでは、高齢者の方々の多様なニーズに添うべく、有料老人ホームをはじめ、さまざまな暮らしのご提案をしています。いずれも、ALSOKグループとして、質の高いサービスのご提供を常に心がけ、安心をお感じいただける施設運営をめざしています。施設については、随時ご案内を行っているほか、見学会や体験入居も定期的に実施していますので、高齢者施設・住宅について関心をお持ちの方は、ぜひ一度お問い合わせください。