日々いただいているお客さまの声

ご入居者さまがフロントに新聞をもってこられました。「ちょっとこの記事をコピーしてほしんですけど。」と。お申し出のとおりコピーをとってお渡しすると、「この記事ね、私の病気のことが書いているの。長いこと悩んできたけれど、今度の通院のときに先生にこの記事を見てもらおうと思って。」とおっしゃいました。「ご病気が良くなるといいですね。」とおこたえすると「そうなのよ。どうもありがとう。」と笑顔でおっしゃってくださいました。

お話が難しいご入居者さまのお部屋に伺い、お声かけをした際、少し表情が硬いように感じました。 「しんどいのかな？寒いのかな？どこか痛いのかな？」と、いくつかお声がけをしながら、ご様子を丁寧に伺いました。 肌寒いのでは…と思い、お布団をかけ、室温の調整をさせていただくと、 目元や口元がふっとほころび、ゆっくりと瞬きをしてくださいました。

「今日のウクレレ演奏会とっても良かったです！」「母と一緒に久しぶりに声を出し歌を歌うことができました」とお言葉をいただきました。日頃レクリエーションを通してご入居者様は歌を歌われるも、ウクレレの生演奏で歌われるのはまた雰囲気が良くてとっても感激しました。「しらさぎさんでは、家族も参加できるイベントを企画してくださりありがたいです。今後もどうぞよろしくお願いいたします。」

先日、書道教室に参加されたお客様。始まる前は「習字なんて小学生ぶりに書くわ！」「ちゃんと筆持って書けるかなぁ。」と緊張の面持ちでしたが、いざ始まると皆様思い思いに『親切』や『天気』、中には『阪神優勝』と伸び伸びと書かれるご入居者さまもいらっしゃいました。「筆で字を書いて、昔を思い出したわ。」「思ってた以上に上手に書けたわ！」と、みなさま楽しまれておりました。習字教室が終わると、参加されたご入居者さま、ほぼ全員が「部屋に持ち帰るわ、飾って、家族が来た時に見せるねん！」と笑顔で仰られておりました。手に微かについた墨も、なんだか『やり遂げた』証の様。次回の開催も楽しみにして下さいませ！

入浴のお手伝いに入らせていただいた際に「ここは毎朝インスタントじゃないコーヒーを出してくれるでしょ。とっても美味しいし嬉しいわ。」と笑いながらお話しいただきました。これからも美味しいコーヒーを淹れさせていただきます。ありがとうございました。

ご入居者さまより、「私が大学に通っていたころは、新幹線の線路を阪急電車が走ってたんやで」と仰っていました。「本当ですか？知らなかったです」とお答えすると、「確か数か月やけど走ってたんや」と教えてくださいました。戦後から今日までの経済発展に尽力され、その間の様々な体験談をお聞かせいただき、我々も勉強になります。ありがとうございました！

ご入居者さまの居室へ伺うと昼食前だったのでポジショニングを行いました。その際に、お声がけをしながらポジショニングを行い、ポジショニング後に目を合わせてお話しをしていくと口元をふっと緩ませ少し笑ってくださいました。スタッフが「また伺いますね」とお声がけをすると頷いてくださいました。

Mさまは小柄な体格のため、通常の椅子では足底が床につかず、座りにくさを感じておられました。ご家族さまからご相談をいただき、ホームの理学療法士がM様の座り姿勢や身体サイズを丁寧に測定し、足底がしっかりと着いて安定して座れるよう、足台を作成いたしました。Mさまからは「お陰様で、きちんと座れるようになりました」と大変喜んでいただき、ご家族にも安心していただくことができました。椅子のサイズが身体に合っていないと、正しい姿勢を保てず、転倒のリスクや身体のゆがみを引き起こす可能性があります。ローズライフ高の原では、理学療法士などの専門スタッフが、ご入居者様一人ひとりの身体状況に応じて、丁寧な測定と対応を行い、安心して快適にお過ごしいただける環境づくりを心がけております。

蕎麦打ちイベントに参加されたご入居者さまより、「ホームでこんな本格的なお蕎麦が食べられるなんて！」「元気な時は毎年12月にお蕎麦を打っていたのよ。」「フロアに出前をしてくれてありがとう。美味しくて感動したから直接お礼を言いに来ました。」とたくさんの皆さまからお言葉を頂きました。食を通して懐かしい記憶がよみがえり、昔話に華がさき、お元気になっていただくことができました。

近隣の幼稚園児の皆さんが、元気いっぱいに歌と手遊びを披露してくださいました。「発表の機会をいただきありがとうございます。励みになります。今後も交流をお願いします。」とのお言葉も頂戴し、心温まるひとときとなりました。施設の皆さまも毎年楽しみにされている恒例行事で、今年も無事に開催できてなによりです。